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この仕事をしていて、

「自分に自信がない」と口にする人をたくさん見てきた。

でもね、

そう言う人ほど、ほんとうは優しい。

相手を思いやれる人は、

自分を後回しにしてきた人でもある。

だからこそ、

“うまくできなかった自分”を、誰よりも責めてしまう。

私もそうだった。

病気で仕事を失って、

人に迷惑ばかりかけてると思っていたあの頃。

誰にも頼れず、

「私なんてもう価値がない」って思っていた。

でも、

そんな私を支えてくれた人がいた。

「あなたは、そこにいるだけでいい」って言ってくれた。

その言葉で気づいたの。

“できる自分”じゃなくても、

“優しい自分”は生きていていいんだって。

だから私は、

自信をなくしている人を見ると、

あの頃の私を思い出す。

そして思う。

大丈夫。

あなたの中にも、ちゃんと優しさがある。

その優しさこそが、

誰かを癒す力なんだよ。

自信がなくても、

上手く話せなくても、

まっすぐで、誠実な人の温度は、すぐに伝わる。

私が、あなたの中の“やさしさ”を見つけるから。

無理に頑張らなくていい。

ちゃんと、そのままでいい。

――あなたの優しさが、

誰かの心を救う日が、きっとくるから。

「自信なんて、あとでいい。

今は、あなたの優しさを信じて。」

まどか