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昨夜は、どうしても眠れなかった。

シーツに横になっても、目を閉じても、

頭の中に浮かぶのはあなただけ。

心臓が早く打ちすぎて、息が苦しくなるほど。

まるで恋をした女の子みたいに、

胸がきゅんとして落ち着かない。

初めて触れた日のことを思い出す。

あのときはまだ、

少しだけ距離を探るみたいに遠慮がちだった。

でも、指先が頬に触れた瞬間に世界が変わった。

背筋に走るゾクゾクとした感覚、

身体の奥から込み上げる熱。

理性で抑えようとしても、

簡単に吹き飛ばされてしまった。

唇が重なったとき、

私の中の大人の余裕なんて全部消えて、

ただ「女」としての私が目を覚ましてしまった。

触れられるだけで、

本能が疼いて止まらなくなる。

その瞬間からもう、

普通の夜じゃ物足りなくなってしまったんだ。

今夜は、その続きを求めてしまう。

もっと深く、もっと熱く、あなたに溺れたい。

言葉なんていらない。

指先も、唇も、熱い吐息も――全部で私を包んでほしい。

始まりの予感は、

もう確信に変わってる。

これから先、

一晩ごとにもっと強くなっていく。

だから今夜は、私を止めないで。

あなたの熱で、全部壊して。

まどか